気管支喘息
アレルギーや慢性気道炎症が原因で空気の通り道である気管、気管支の筋肉が収縮して気道が狭くなり、主に息を吐く時にヒューと音がして苦しい症状の病気です。最大の特徴は「可逆性」と言って、発作がない時は普通の人と変わらない状態に戻ることです。しかし、発作を繰り返していると、気道の表面が変化して元に戻らなくなるため慢性化、重症化してしまいます。現在でも年間1500人以上が喘息発作で亡くなっています。よって気管支喘息の治療は、日頃から十分に気道炎症を抑え、発作のない状態を維持することが重要です。気道の炎症を抑えるステロイド吸入が予防の基本となります。ステロイドと聞くと副作用が心配になると思いますが、吸入薬なので、うがい等、医師と話し合いながら正確に吸入する事で、副作用を極力抑えることができます。